これから家づくりをされる方へ
はじめての家づくり
01. はじめての家づくり
02. ありがちな失敗をする前に
03. 人生を豊かにするに資金計画
04. 自分たちにぴったりの家って
後悔しない家づくりを
家は、住む人の健康寿命を左右する大事な買い物になる
これだけは、しっかり覚えておいてください。
身体によいサプリや健康法や食べ物など、テレビでも毎日のように番組が流れていますが、
生活全体を包んでいる「家」が、健康的な環境を提供できないようでは・・・です。
たとえば、結露・カビに悩まされたり、シックハウス症候群を引き起こしかねない建材で構成されていたり、
家の中の温度差が大きくて、ヒートショックの心配がある、
ちゃんとなってるけど、冷暖房費がかかるから寒いのをがまんしている、などなど・・・
比較するための物差しが世の中にまだまだ少ないので、
自分で確かめたり実際に使っている人の話を聞いたりするしかない部分も多いのですが、
一つ、どれくらい暖かい・涼しい家になるか、ということは、
Ua値とC値という値で一応の目安がたつ、ということも覚えておいていただければと思います。
どんな暮らしをしたいかをイメージ
今のお住まいで
・気に入っているところ
・不満なところ
を言葉や画像で伝えられるように
普段から意識しておくことをお勧めします。
新居ではどんなふうに暮らしたいのか、このイメージがはっきりしていればいるほど、思ったとおりの住まいに近づきます。
(いいなと思える画像などがネットや雑誌にあれば集めておきましょう)
でも、最初からそんなに具体的には・・・という方も多いでしょう。
それでいいんです。口に出して話をしていくうちに、だんだんと見えてきます。
絶対に後悔してほしくなお金の話
それから大事なのは、何にどれだけお金をかけるか、
そのお金はどう調達し、どう返済していくのか、
こうした資金計画です。これは避けて通れない関門。
枠を作ってしまうと、夢や希望が制限されるように感じるかもしれませんが、逆です。
夢や希望をかなえるために、枠が必要なのです。
大雑把にでも資金計画を一度立ててみましょう。
それまでとは全然ちがったレベルに立っている自分を感じられると思います。
進んでいくための足場ができるからです。
土地さがしからスタートする場合に特に大事なこと
土地を買う前に、
土地にいくらかけていいのか、把握しておくことです。
そのためには、自分が希望している生活をするにはどのくらいの広さ(坪数など)の家が必要かをまず考えて、
その広さだといくらぐらいになるかを気になっている建築会社に確認し、
その額を予算から引いて残った額が、あなたが土地にかけていい金額です。
家づくりは幸せづくり
健康で笑顔で、ずっと暮らせる住まい。
そうした人生の入れ物をつくりあげるという一大事業を、
誰と一緒にしていくのか。
これは大事な選択です。
家づくりしたい方も様々、家づくりしている側も様々。
自分がなんとなく話しやすくて、十分な知識と経験で自分を導いてくれるような専門家と出会うまで、あきらめずに探すことです。
中途半端な妥協からスタートしていたのでは、
ぐらついてばかりで満足な家づくりにはなりません。
まずは自分の思いを伝えてみてください。
それに対して、納得できるしっかりした手ごたえが感じられなければ、相性がいいとは言えません。
つくり手との相性は大事です。
一生に一度、あるかないかの大仕事。
安心して任せられると感じられる相手に出会ってください。
そのための第一歩は、見学会に参加したり、資料請求したりして、つくり手と実際に話をしてみること。
これしかありません。
ただし気をつけて!あなたが会う人が営業マンなら、それは実際に家を建てる人ではありません。
あくまで契約をとるのが仕事です。
あなたのゴールは「契約すること」ではありませんよね?
夢と希望がつまった健康に良い家づくりをして、笑顔で安心してずっと暮らすことです。
周りをよく見て、これまでのお施主様たちの声にも耳を傾けて、
そして何より、あなた自身の心の声によく耳を傾けて、
ぴったりのお家づくりに成功しましょう。
先日あるご相談を受けました。
そのとき「実際に身近にこういうことがあるんだ・・・」と知ったので、追記させていただきます。
- 間取りも決まっていないうちに仮契約と言われてハンコを押したが、それが本契約だった。
- 営業マンが話す性能が自分たちの希望に合致していたので、押してしまった。
- 疑問を持ちながらも、打合せが進み、心配なので別途、ホームインスペクターとも契約した。
- 基礎工事をした段階で、もう全然信用ができないことがわかり、解約。
「家づくりは初めてだったので、わからなくて・・・」とのことでした。
しょっぱなから大変なご苦労をされていて、ほんとうにお気の毒に感じました。
ほかにもこういう方が増えないように、追記しておくことにしました。